福岡県、県公式ホームページに、サイト内AI検索「Ork 行政あんない」を導入。

2026年

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6月22日(月)

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AXプロデュース事業を展開するアンドドット株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:茨木 雄太、以下:アンドドット)は、福岡県(知事:服部 誠太郎、以下:福岡県)がリニューアルした県公式ホームページに対し、生成AIを活用したサイト内検索機能「Ork 行政あんない」を提供しました。

本機能は、約1万5千ページにおよぶ行政情報から閲覧者が求める情報に的確にアクセスできるよう、利用者の質問に対してAIが要点を要約し、その根拠となる出典元ページのタイトル・リンクを併せて提示するものです。日本語に加え英語・中国語(簡体字・繁体字)・韓国語・ベトナム語・ネパール語・タイ語の7か国語に対応しており、福岡県のリリースによれば、生成AIを活用したサイト内検索の都道府県導入は九州で初、7か国語対応は全国初となります。

AXプロデュース事業とは:AI前提の事業構造を、伴走で実装する

AXプロデュース事業とは、AIを活用した業務改革(AX = AI Transformation)を、企業が理想的な形で実現できるよう総合的にプロデュースする事業です。単なるAIツールの導入支援に留まらず、企業のビジネスモデルそのものをAI前提で再構築し、持続的な競争優位性を創出する包括的なサービスです。経営課題や現場の業務プロセスを深くヒアリングした上で、最適なAI技術の選定から、実装、そして組織文化への定着・教育までを一貫して伴走支援をします。

背景:1万5千ページの行政情報を、誰もが迷わず辿れる形へ

福岡県公式ホームページは、約1万5千ページにおよぶ行政情報を発信し、年間延べ約750万人に利用されています。一方で、県民の方々から「必要な情報が見つけにくい」「見たいページにたどり着けない」といった声が寄せられていました。

今回のリニューアルでは、ホームページシステムの機器更新の機会を捉え、情報の「探しやすさ」と「使いやすさ」を最優先に機能・デザインの見直しが行われました。アンドドットは、その中核機能である「サイト内検索」の刷新を生成AI技術によって支援しました。

提供機能:要約と出典提示を両立する生成AIサイト内検索

質問に対し、要点の要約と出典元ページを同時に提示

図1:生成AIが質問への要約回答を生成し、本文中の番号で出典元と紐づけて表示(出典:福岡県プレスリリース)

図2:回答の根拠となった出典元ページがタイトル・URL・抜粋とともに一覧表示される(出典:福岡県プレスリリース)

多言語対応・音声対応・色覚バリアフリーなど高度なアクセシビリティ

図3:英語で質問した場合、出典元ページも英語に翻訳された状態で表示される

「Ork 行政あんない」とは

「Ork 行政あんない」とは、自治体の公式ホームページに対して生成AIによる検索・問合せ機能を提供する、アンドドットのプロダクトです。(Ork とは、アンドドット社が提供する業務自動化ソフトウェアのシリーズ。Ork 行政文書審査AIなど展開中。)

住民が自然文で投げかけた質問に対し、サイト内の関連ページから情報を抽出して要点を要約し、その根拠となる出典元ページのタイトル・リンクを併せて提示します。

導入にあたって、Q&Aデータの整備や、シナリオの手作りといった事前準備は必要ありません。対象サイトのURLを登録するだけで、AIが自動でサイト内の情報をクローリング・学習します。職員の運用負荷を最小限に抑えながら、24時間365日いつでも住民が情報にアクセスできる状態をつくります。

サービスの主な特徴

250自治体へのAI活用支援の実績と、圧倒的な開発スピードのもと高品質な行政サービスをご提供します。

特徴:内容

要約回答+出典提示:質問に対しAIが要点を要約し、根拠となる出典元ページを併せて提示。利用者は概要把握から詳細閲覧までワンクリックで完結できます。ハルシネーションを抑える独自技術と共に、チャット提供方法を3パターン用意し、様々なニーズに対応。

完全自動の運用:対象サイトのURLを登録するだけで、AIがサイト内情報を自動でクローリング・学習。Q&Aやシナリオの手動メンテナンスは不要です。

24時間365日対応:閉庁時間や休日を含め、いつでも最新の情報を提示。問い合わせ対応の偏りを軽減し、職員の本来業務への集中を支えます。

高水準のアクセシビリティ:JIS X 8341-3:2016(高齢者・障害者等配慮設計指針) の「AA」を満たすアクセシビリティ基準に準拠した設計。やさしい日本語、色覚バリアフリー、多言語といった配慮を組み合わせ、年齢や障がいの有無を問わず誰もが使える窓口を目指します。

多言語対応:質問の入力言語に応じてAIが回答を生成し、出典元ページのタイトルや遷移先ページも翻訳表示。在留外国人や訪日観光客の情報アクセスを支援します。

精度の自動検証:AIが想定問答を元に自動で精度検証を実施。定量的な数値の元、品質の高いチャットをお届けいたします。

音声対話:音声入力・音声出力に対応。文字入力に不慣れな住民や、視覚的・聴覚的なアクセシビリティが必要な利用者にも開かれた対話体験を実現します。

導入スピードと、柔軟性の高さ:発行スクリプトを埋め込み + 対象URLの登録で即時利用開始可能。加えて、既存検索バーとの連携、iframe埋め込み、常駐型のチャットボタンなど幅広いチャットへの入口を提供。

記事の過不足・リンク切れ検知:クローリング結果をもとに、ホームページ内の記事の過不足やリンク切れをAIが自動検知。広報・情報政策担当者の運用負荷を下げるとともに、住民が辿りつけない「見えない不便」を可視化します。

窓口予約フォーム等への自然な誘導:AIの回答内から、窓口予約や各種申請フォームへ自然に動線をつなぎます。「調べる」と「手続きする」の間の段差を低くし、住民の用事を1セッションで完結させやすくします。

会話ログのAI分析:会話データから市民データの困りごとやニーズを可視化。

公式LINE連携:自治体の公式LINEアカウント上でも「Ork 行政あんない」を利用可能。住民が日常的に使うLINE上で、HPと同等の検索・問合せ体験を提供します。

行政分野でのAX伴走支援の蓄積を活用

アンドドットはこれまで、自治体・公共領域における生成AIの活用支援を継続的に行ってきました。支援実績は延べ250自治体を超えます。総務省主導の総務省自治大学校でのDX推進リーダー育成や、福岡県内では2025年12月に県内26市町村に対する集合生成AI活用研修を実施するなど県内自治体のAXにも支援。2026年1月には名古屋市職員400名超を対象とする「AI推進プログラム」を提供しています。教育とシステムの2軸で自治体のAXを支援します。

今後の展望:「Ork 行政あんない」が目指す方向性

アンドドットは、「Ork 行政あんない」を住民と行政をつなぐ情報アクセスの基盤と位置づけ、以下の方向性で機能拡張と提供範囲の拡大を進めてまいります。

①ホームページから電話応答へ。住民接点をマルチチャネルに

Webサイト上の検索体験にとどまらず、自治体への電話応答業務との接続を進めます。Web・電話のいずれの入口でも一貫した情報提示を行うことで、デジタルに不慣れな住民を含めた幅広い世代の情報アクセスを支援します。

②市民とのコミュニケーションデータを自動分析

住民から寄せられる質問内容や検索キーワードをAIが自動で集約・分類し、「どの情報が求められ」「どの情報が見つかりにくいか」を可視化する分析機能を強化します。サイト改善や政策立案の現場で、住民の声をデータとして活用できる状態を目指します。

③より幅広い自治体への提供拡大

都道府県・政令市から、市区町村まで、自治体の規模や体制に応じて導入できる形で提供範囲を広げてまいります。職員の運用負荷を抑えながら導入できるサービス特性を活かし、全国の自治体公式サイトの「探しやすさ」の底上げに取り組みます。

④アンドドットのナレッジを活かした新しい検証・実装

アンドドットがこれまで自治体・公共領域で培ってきた行政実務に関する知見を、回答生成の品質改善に継続的に反映していきます。行政固有の用語・制度・文脈に強いAIへと、サービスを磨き込んでまいります。

⑤すべての市民に情報が等しく届く社会へ

言語、年齢、デジタルへの慣れ、障がいの有無といった条件にかかわらず、必要な行政情報が等しく届く社会の実現を目指します。「Ork 行政あんない」が、住民一人ひとりの背景に寄り添う情報アクセスの基盤となることで、人がすべき仕事を再定義し、すべての人がより創造的な仕事に注力できる基盤づくりに貢献してまいります。

【アンドドット株式会社 会社概要】

会社名 :アンドドット株式会社(代表取締役:茨木 雄太)

本社 :〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-16-6 二葉ビル(GUILD) 2F-O1

事業内容:生成AIを活用したソリューション事業、および、それらに付帯する事業

URL :https://and-dot.co.jp